「人類は火星に移住しなければいけなくなるだろう」
イーロン・マスクと火星の合成画像一度はこのフレーズを皆さんも耳にしたことがあるかもしれない。しかし、このような突拍子も無いことを主張してきたのは、だれにも理解されがたい研究に没頭する科学者だったり、カルトな情報をエンターテインメントとしている雑誌やテレビ番組くらいだった。
だが、驚くことにこの虚構とも思えるフレーズに限りなくリアリティを感じさせる力を持った経営者が今アメリカにいる。それがイーロン・マスクだ。

Google Ads

人類は宇宙に進出すべきなのです

彼はあるトーク番組の中で人間が火星に移住しなければいけないという考えに至った経緯をこう述べている。
「現代の人類の営みは、大量の化石燃料を消費し二酸化炭素を排出する火力発電の電力によって成り立っています。このままのペースで人類が電気を生産し続ければ、地球が何億年とかけて作り続けてきた化石燃料は半世紀と待たずに底をつき、人々の生活のインフラは弱体化、そして人類は長い時間をかけて衰退への道を辿るでしょう。
増え続ける人類はいずれ宇宙へ進出すべきなのです。」
聞けば聞く程とんでもない思想をもつ人物だ。
誰しもが、頭では理解しているが実行するのは無理と考えるような事業を実行するイーロン・マスクを形作った過去のエピソードがある。

Google Ads

天才イーロンの経歴と過去

イーロン・マスクの顔写真
イーロンは南アフリカで生まれ、小さい頃からインターネットが世界を変える力を持っていると確信していた。
今でこそ身近になったウェブの情報網だが、初めてインターネットの基盤が作られた1980年代、そしてインターネットに一般人がアクセスできるようになった1990年代の頃はインターネットなど情報産業を営む企業が手を出し始めたくらいでここまで莫大な規模と情報質量をもつ媒体になることは想像しがたいものだった。
イーロンの父親はエンジニアだったがその父親自身もイーロンが主張する「インターネットはこれから世界を変える」という考えを否定していたのである。
しかし、イーロンの先見性はさすがというべきだろう。彼は後に世界中に広がるであろうIT産業を利用するためにお小遣いをはたいてPCを購入し、プログラミングを10歳から独学で学び始めたのである。さらには12歳の頃には自作のゲームを500ドルでネット販売していたというなら驚きだ。
その後彼は世界中で利用されることとなるネット決済システムのPayPalの前進となるX.com社を立ち上げる。彼はその後にX.com社とコンフィにティ社との合併を経てPayPal社を立ち上げ、PayPal社をネットオークション世界最大手のeBayに15億ドルで売却し、彼は1億ドル(およそ100億円)以上の資産を手にした。
100億円が手元に舞い込んでくれば仕事はリタイアして水辺のほとりに豪華な住居を構え、愛する人と一緒にお金の心配などすることなくのんびりとした余生を送る選択だって出来るだろう。しかし、彼は「人類を救う」というミッションを自らに課しているゆえに、そのような選択は頭の隅にも無かった。
その後イーロンはとうとう、宇宙開発の為の民間企業SpaceX社を立ち上げる。ロケット一基で約1000億円はくだらない費用がかかる宇宙事業はNASAを初めとするように、税金と財政で開発費用を賄える国家でしか運営できないとされていた。しかし、彼は電化製品などにも利用されているコモディティ化を積極的にロケット事業に用いて劇的な費用削減を実現。NASAが作れば1000億円するようなロケットを8億円弱で完成させた。
画して国家事業でしかまともに運営できなかった宇宙開拓に民間企業spaceX社の挑戦状が叩きつけられたのだ。

イーロンを育て上げた要因

果たしてこれまで途方もなくゴールも見えない挑戦を続けるイーロン・マスクという男はどのようにして形造られたのか?
常に彼の視線は私達より先を見ている。世界中で一体何人の人間が10歳に満たない遊び盛りの時期に「インターネットが世界を変えるから、プログラミングを独学で勉強しよう」という決断に至ることが出来るだろう。やはりイーロンは幼少期からいわゆる天才だったのかもしれない。
小学生の頃は興味があるものが周りの同級生達とは違っていて仲良くなれなかった、とイーロンは語る。火星に行こうとしている現在のイーロンの姿からは想像もつかないが、子供の頃はおもちゃやアニメには見向きもせず本を読むのが大好きで火星どころか家から出るのもためらう内向的な少年だった。友達と遊ぶよりも、本を通して沢山の知識を吸収するのが何より楽しかったのだ。10歳になる頃には1日10時間以上本を読みふける日も珍しくなかったという。
また彼の父親は電気エンジニアでイーロンが好きな機械工学や電子工学への知識を豊富に持ち合わせていた。イーロンはわからないことがあると、すぐに父親に質問をしていた。新しいことを知るととても嬉しい気持ちになれたのだ。イーロンにとって父親は学校の先生よりも面白いことを教えてくれる家庭の先生のようだったと語っている。

イーロンの底が見えない知識力。そして、得た知識を外部に出力する行動力と結果につなげるための論理的な思考。この要因がイーロンのような天才経営者を作り上げた要因なのである。

イーロン・マスクのおすすめ記事

イーロンマスクの野望「火星に人類を、太陽光と電気自動車で人類を救う」

Google Ads